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マウスピース矯正中の注意点とは?歯をしっかり動かすための自己管理
目立たず矯正治療を行えるマウスピース矯正は、近年人気を集めている矯正治療法のひとつです。固定式のワイヤー矯正と異なり、自分でマウスピースを交換する必要があるマウスピース矯正は、進め方によっては歯の動きが悪いことがあります。
では増すピース矯正で歯をしっかりと動かすためには、どのようなことに気を付けなければいけないのでしょうか。
マウスピース矯正で問題な自己管理
マウスピース矯正は取り外し式のため、食事や歯磨きがしやすいことが特徴です。固定式のワイヤー矯正は矯正治療が終了するまでずっと装置をつけたまま過ごさなければいけないため、食事た歯実買いがし辛いことがデメリットのひとつです。
慣れるとそうでもなくなってきますが、初めて矯正装置を付けたとき、食べにくさや歯磨きのし辛さに戸惑うかもしれません。しかし固定式のワイヤー矯正の場合、歯科医師がワイヤーを調整して歯を動かします。自分で何かをするということはないので、きちんと通院さえすればしっかりと歯を動かすことができます。
これに対しマウスピース矯正は、ご自身で取り外しをしなければいけません。食事や歯磨きの際にはマウスピースを外し、矯正治療前と変わらず過ごすことができます。
しかしここから先は、ご自身の管理能力が大きく左右します。例えば、食事のために外したマウスピースをついうっかりつけ忘れて何時間も過ごしてしまうといったことが起きてしまいがちです。
1時間程度ならそれほど問題ありませんが、2時間、3時間と付け忘れの時間が長くなればなるほど歯の動きが悪くなってしまうため、自己管理が大変重要になってくるのです。
マウスピース矯正でしっかり歯を動かすには
マウスピース矯正は、決められた頻度で新しいマウスピースに交換して歯を動かしていきます。メーカーにより若干の違いはありますが、1週間ごとに新しいものに交換するタイプや5週間ほど同じものを付けるタイプなど、様々です。
いずれのマウスピース矯正も、しっかりと歯を動かすための基本的な条件は同じです。
まず大切なことは、1日20時間以上マウスピースを装着することです。食事や歯磨きの時間を除き、マウスピースはずっと装着しておかなければいけません。というのも、マウスピース矯正はごく弱い力を歯に加え、少しずつ歯を動かすからです。長時間かけて弱い力を加えることで、歯をしっかり動かすことができるのです。
もうひとつは、チューイなどをしっかりと噛むことです。チューイとは、ロール状になった弾力性のあるもので矯正に欠かすことができません。チューイをしっかりと噛むことで歯にマウスピースがしっかりと嵌ります。マウスピースが浮き上がっているとしっかり歯を動かすことができないため、チューイを噛んでしっかりと歯を動かします。
マウスピースが浮き上がっていると歯がしっかり動かせません。痛いかもしませんが、テレビを見ながらでも結構ですので、15分くらいはしっかりと噛むようにしましょう。
歯を動かすためには20時間以上着用
マウスピース矯正は食事や歯磨きがしやすい反面、自分でしっかりと歯を動かさなければいけません。まず1日20時間以上は必ず装着するようにしましょう。
また新しいアライナーに替えた際、チューイをしっかり噛むことも大切です。このように、マウスピース矯正は自己責任がとても重要となってくるのです
コラム監修者 :にしお歯科院長 西尾裕司
大阪大学歯学部を卒業後、医療法人江坂歯科医院に勤務、翌年院長に就任する。その後、大阪府の歯科医院にて 5年間勤務。その後、平成18年に「千里中央 にしお歯科(大阪府豊中市)」を開院。