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よく頂く質問
全体矯正と部分矯正の違い
- 部分矯正と全体矯正の大きな違いは何ですか?
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前歯だけ(気になる部分だけ)矯正するか上下あご全体を矯正するかが大きな違いです。部分矯正の場合は、奥歯の咬み合わせを変えたり、下あごの位置をずらすことができません。
治療期間は、部分矯正が3~6ヶ月程度、全体矯正が1年半~3年程度です。部分矯正の治療費は全体矯正の治療費の1/4~1/2程度が目安になります。部分矯正では、食事や歯ブラシで困ることはほとんどありません。 - 全体矯正か部分矯正かを決めるポイントは何ですか?
- 奥歯の咬み合わせに大きな問題がなく、前歯だけの矯正を希望される場合は、部分矯正を選択します。しかし、乱ぐい歯、八重歯など歯の重なり程度(叢生量/そうせいりょう)がかなり大きい場合や、出っ歯の程度がかなり大きい場合などは全体矯正での対応となります。
- 前歯だけの部分矯正と全体矯正では、終了時点で前歯の歯並びが違うのですか?
- 部分矯正の場合は、歯の間のスペース不足を解消するために前歯を少し削って細くすることが多いです。その際には、できるだけ歯のバランスや形がよくなるように考えて削ります。そのため歯の形をほとんど変えずに矯正する全体矯正と比べると、仕上がりには若干の違いがあります。しかし、パッと見たくらいでは違いに気づかない程度です。
- 部分矯正のデメリットは何ですか?
- 矯正するために必要な歯のスペースが不足している場合には、歯を少し削って細くする必要があります。また全ての症例に対応できるわけではないため、症例によっては仕上がりのレベルが100点ではなく、80~90点程度を目指すことになります。また奥歯の咬み合わせや下あごのズレなどは部分矯正では修正することができません。
部分矯正で治療ができる場合/できない場合
- 出っ歯だけを治したい(上の前歯だけ)のですが、可能でしょうか?
- できます。ただし装置は上の前歯だけでなく、奥歯にも器具をつける必要があります。
- 虫歯がたくさんあるのですが、部分矯正できますか?
- できます。まずは虫歯の治療をしてから、矯正治療をすることになります。装置をつけない部分の虫歯であれば、部分矯正治療をしながら虫歯の治療をすることができます。お口の中を拝見させていただき、治療計画を立てる際に、虫歯の治療期間と部分矯正の期間についてご説明します。
- 親知らずがあっても部分矯正ができますか?
- できます。全体矯正の場合は、矯正治療前に親知らずを抜歯しておくことが多いのですが、部分矯正では親知らずの有無は治療内容に影響しません。
- 前歯が差し歯(神経を抜いた歯)なのですが、そのような場合も部分矯正できますか?
- 差し歯の部分がインプラントでなければ、部分矯正ができます。矯正終了後には差し歯の作り替え(費用別途)が必要になります。
- 上下の前歯がガタガタなのですが、上の前歯だけを矯正することはできますか?
- できます。ただし咬み合わせを調整するために下の前歯も少し削ることがあります。
- 下の前歯のでこぼこがかなりひどいのですが、そのような場合でも部分矯正で治すことはできますか?
- 矯正に必要な歯のスペースが歯1本分またはそれ以上不足している場合は、歯を1本抜歯して部分矯正で治すこともできます。
ただし、限界があり、程度にもよりますので一度ご相談ください。 - 前歯の見た目が不揃いなのが気になるのですが、咬み合わせにも問題があるといわれています。
部分矯正だけで両方治療できるものでしょうか? - 前歯だけであれば、部分矯正で治療が可能です。咬み合わせは度合いにもよりますが、咬み合わせの治療には全体矯正をおすすめすることが多いです。
- 他院で全体矯正でないと矯正治療ができないといわれたのですが、部分矯正でキレイにすることはできますか?
- 矯正が必要な部分の歯のスペース不足(叢生量)が6mm以下であれば、ほとんどの場合、部分矯正で対応することができます。
- 八重歯がひどくて、以前に矯正相談に行ったとき、「2本分スペース不足なので小臼歯を抜歯して全体矯正」と言われました。部分矯正で抜歯せずに綺麗にできますか?
- 2本分のスペース不足の場合は、部分矯正で対応することは難しいと思われます。ただし、部分矯正である程度綺麗な歯並びにできる場合もあります。
また、全体矯正で対応する場合も、目立ちにくい方法や小臼歯を抜歯せずに矯正する方法などがあります。
にしお歯科・矯正歯科では全体矯正も行っておりますので、まずはご相談ください。 - 小学校5年生でも前歯だけの部分矯正ができますか?
- 部分矯正ができる状態は、乳歯がなく全部が永久歯(永久歯列、12歳ごろ~)であることが原則となります。しかし、例えば「上の前歯(永久歯)のすき間をなくしたい」というような場合であれば、部分矯正で治療を行うことができます。
- 60代でも部分矯正で歯が動きますか?
- 60代でも矯正治療をしている患者さんはたくさんいます。ただし、歯が動くスピードが遅かったり、歯が動く距離に限界があったりという問題があります。歯周病の影響で下あごの前歯部がガタガタになり、歯磨きが難しいような場合に、下あご前歯部だけの部分矯正を行い、歯並びを綺麗にして歯周病を予防することが多くなっています(歯周矯正)。
- 部分矯正ができないのは、どのような場合ですか?
- 以下のような場合は、部分矯正ができませんが、当院では全体矯正でも様々な方法での実績がありますので、一度ご相談ください。
・矯正が必要な部分の歯列のスペース不足の量(叢生量)が歯1.5本分以上の場合
・奥歯の咬み合わせが崩壊している場合
・歯周病がかなり進行している場合
・中等度以上の反対咬合(受け口)の場合 - 上の前歯の真ん中に隙間が2mmくらいあるのですが、部分矯正で、すき間をなくすことができますか?
- できます。部分矯正以外では、One Day矯正などの方法もあります。
- 上の前歯のガタガタをマウスピース矯正で治療すると1年以上必要だと言われたのですが、
ワイヤーを使った部分矯正だともっと短期間で終わりますか? - 例えばアソアライナーで1年で終了するとシミュレーションされた症例を、ワイヤーを使って部分矯正をしたところ5ヶ月で終了することができました。
- 中学生の頃全体矯正をしたのですが、最近下の前歯が少しでこぼこになってきたので、
もう一度治したいのですが、部分矯正で綺麗にできますか? - できます。ほんの少しのでこぼこであれば、アソアライナーやアクアシステムで治療をすることもできます。
- アソアライナーやアクアシステムで部分矯正するのとワイヤーでの部分矯正の違いは何ですか?
- アソアライナーやアクアシステムは取り外し式の装置で、ワイヤーでの部分矯正は固定式の装置です。固定式の装置の方が治療期間が短くなります。アソアライナーやアクアシステムの場合は、食前に装置を外して、食後に歯ブラシをした上で装置をつける必要があり、その点が少し面倒だという患者さんがいます。
治療期間・痛み・食事・歯ブラシなど
- 治療期間は、どのくらいかかりますか?
- ほとんどの症例で、6ヶ月以内にブラケットを外すことができます。
ただし歯が動きにくい場合には8~10ヶ月程度かかることがあります。治療期間はあくまでも目安です。 - 通院回数を増やせば、治療期間が短縮されますか?
- 3週間ごとで通院していただきます。通院回数を増やしても、治療期間はほとんど短縮されません。
- 治療期間が6ヶ月の場合、通院回数は何回くらいですか?
- 8~10回程度です。
- 短期間で歯を動かすと、痛みが大きくなるのでは?
- ブラケットを装着して4~5日程度は痛みが出る人もたまにいますが、当院では、「Tip-Edgeブラケット」という装置を使って弱い力で歯を動かすため、痛みはほとんどでません。
- 短期間で歯を動かすと、後戻りが早いのでは?
- 短期間であっても後戻りが早いということはありません。後戻り防止のために、必ず保定装置(リテーナー)を使用していただきます。
- 矯正装置で口の中が荒れることはありませんか?
- 装置を付け始めのころは、まれに口内炎ができることがありますが、1週間程度で自然に治ります。
- 装置をつけるときや外すときに痛みはでますか?
- 矯正治療を開始する時に、最初のワイヤーをセットして4~5日は痛みがでることがあります。これは、歯が動き始めるときに起こる現象です。矯正治療が終了するときに歯面に接着したブラケット(固定器具)を除去するのですが、その時に少し痛みがでることがあります。
- ワイヤーを交換するたびに1週間くらい食事ができないくらいの痛みが出ると聞いたのですが、どうなんでしょうか?
- 最初のワイヤーをセットした後、4~5日痛みが出て食事がしにくいという患者さんもいらっしゃいましたが、2本目以降のワイヤー交換で痛みがでることは、ほとんどありません。痛みが発生するタイミングや痛みの度合いについては個人差が大きいようです。従来のスタンダードエッジワイズブラケットを使用した矯正治療では、ワイヤーを交換するたびに強い痛みがでることが多いのですが、当院で使用しているティップエッジブラケットではそのようなことはほとんどありません。
Tip-Edge(ティップエッジ)ブラケットについて詳しくは、こちらへ! - 装置を付けると歯ブラシが難しくなりますか?
- よく見える前歯の部分だけにしか装置をつけないので、歯ブラシがものすごく難しくなることはありません。
装置を付けた時に歯ブラシ指導を行います。 - 歯ブラシが苦手なのですが、何かいい方法で虫歯予防ができますか?
- まずは、鏡を見ながら丁寧に歯ブラシ・歯間ブラシで歯のお掃除をしてください。中々上手く歯垢を取り除くことができない場合には、POICウォーター(タンパク分解型除菌水)による洗口(せんこう)をお勧めします。
POICウォーターについて詳しくは、こちらへ! - 矯正治療中に食事で注意をしないといけないことがありますか?
- 前歯で強く咬むことは控えて下さい。繊維質の食べ物は装置に引っかかることがあります。ガムのような粘性の高いものは控えるようにしてください。
- 歯を細くするために表面を削ると歯が弱くなりませんか?
- 歯と歯が重なっている部分は、元々エナメル質が弱く(脱灰/だっかい=初期虫歯)なっています。
その部分を削除して研磨することで最初より表面が強くなります。 - 毎回の調整では、何をするのでしょうか?診察時間はどれくらいですか?
- ワイヤーを少しずつ太い物に交換していきます。スペースが足りない時は、歯を少し細くします。
診療時間は、上または下だけの場合は15分くらい、上下両あごの場合は30分くらいです。
はじめて部分矯正する場合の治療の流れをご紹介しているので、参考になさってください。 - 部分矯正でも抜歯することがありますか?
- あります。下あごの前歯部分の矯正するスペースが大きく不足している場合には、抜歯することがあります。
- 下の前歯を抜歯して部分矯正した場合、抜歯してできたすき間は綺麗になくなるのでしょうか?
- 歯ぐきの近くに小さな三角形のスペース(ブラック三角)が残ることがあります。気になる場合には、グラディアダイレクト(自費)という白い詰め物で隙間を綺麗に埋めることができます。
グラディアダイレクトについて詳しくは、こちらへ! - 現在妊娠中です。半年後に出産を控えていますが、部分矯正できますか?
- 基本的には、はじめてお越しになる時点で妊娠を認識されている患者さんや、出産を間近に控えた方の部分矯正は行っていません。妊娠中は、ホルモンバランスや食生活や体調が変化して虫歯や歯周病のリスクが上がるので、お勧めしていません。
かかりつけの産婦人科医に相談の上、ご検討下さい。 - 装置を付けた部分にデンタルフロスを使うことはできますか?
- 一般的なデンタルフロスや糸ようじは装置を付けた部分に使用することはできません。
矯正専用のフロスを使用して下さい。
当院では、オーソピックという矯正専用の糸ようじを取り扱っています。
矯正装置・保定装置
- メタルブラケットとホワイトブラケットは見た目以外(強度など)の違いはありますか?
- 当院で使用しているホワイトブラケットはセラミック製です。メタルブラケットの方がセラミックブラケットよりも丈夫ですが大きな違いはありません。メタルブラケットは歯垢が付着したときによく見えるので歯ブラシの効果がわかりやすいというメリットがあります。
- 矯正装置は、前歯の6本にだけつけるのですか?
- ほとんどの症例では、前歯6本だけに装置をつけるのですが、一部の症例では奥歯にも装置をつけることがあります。
- つけている装置は普段の生活で、取れたり壊れたりしませんか?
- たまにブラケットが脱離することがありますが、壊れることはほとんどありません。
- 歯並びが綺麗になった後で、後戻り防止のために保定装置を使うと聞いたのですが、保定装置とはどのような装置ですか?
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保定装置とは、矯正治療を行ってキレイになった歯並びを安定させる装置のことです。
矯正治療が終了してブラケットを外すと同時に保定装置(リテーナー)を使用していただきます。保定装置には、取り外し式と固定式の2種類があります。主として取り外し式の保定装置を使用します。
保定装置を使わないと、せっかくキレイになった歯並びが後戻りしてガタガタになることがあります。 - 保定装置はどのくらいの期間使用しなければならないのですか?
- 部分矯正治療終了後、5~6ヶ月間は1日22時間使用(食事と歯ブラシの時以外)、その後は就寝時に使用していただきます。一生キレイな歯並びを保つためには、永続的に保定装置を使用する必要があります。
- 保定装置が壊れた場合は、直してもらえますか?新しく作り直す必要がありますか?
- 診察室ですぐに修理ができないような場合には、新しく作り直す(別途費用)必要があります。
- リテーナー(保定装置)をつけるときに少しニオイが気になる時があるのですが、ニオイを消すことはできますか?
- 矯正装置専用の洗浄剤(リテーナーシャイン)を使うことで、リテーナーを清潔に保ち、臭いを抑えることができます。
- 矯正装置や保定装置の実物を見ることはできますか?
- できます。メタルブラケット、セラミックブラケット、各種リテーナーのサンプルを用意していますので、歯並び相談に来て頂いた時に実物を見ることができます。
費用
- 精密検査をする前(矯正相談の時)に具体的な治療費用がわかりますか?
- 似たような症例を元に、おおよその費用を説明いたします。
- 出っ歯だけを治す場合、部分矯正の料金はいくらですか?
- メタルブラケットを使用する場合で約37.4万円、ホワイトブラケット(セラミックブラケット)を使用する場合で約44万円です。個々の症例で、多少の違いがあります
- 部分矯正の場合、保険はききますか?
- 保険は利用できません。全て自費治療になります。
- 支払いでクレジットカードは使えますか?
- クレジットカードは取り扱っていません。
- 分割払いはできますか?
- デンタルローンを契約していただくことで分割払いができます。
※ローンには所定の審査が必要になります。
デンタルローンについて詳しくは受付まで。 - 途中で治療をやめた場合に、最初に支払った治療費の一部が戻ってきますか?
- 患者さんからの申し出による治療の中断の場合は、返金できませんのでご了承下さい。
- 半年くらいで終了するとなっていますが、半年で治らない場合には追加の費用が必要ですか?
- 追加の費用は必要ありません。再診料(調整料)は、必要になります。
- ワイヤーを使った部分矯正をしていて、途中で(例えば3ヶ月経過したとき)マウスピース矯正に変更できますか?
- 変更できますが、マウスピースの製作費用が別途必要になります。また、治療期間が3~6ヶ月程度多くかかります。
急なイベント(同窓会、お見合い、長期出張など)ができた場合には、途中でマウスピース矯正に変更することもあります。 - 医療費控除の対象になりますか?
- 医療費控除の対象になるかどうかは、所轄の税務署にお問い合わせ下さい。
部分矯正の中でも歯周病が原因で部分矯正をされた場合(歯周矯正)や歯列不正に起因した発音障害・口唇閉鎖不全・顎口腔機能障害などは対象になることが多いようです。