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結婚式までに歯並びを治すのは部分矯正がいいの?
結婚式という、一生に一度の晴れの日を迎えるにあたり、最高の姿でその日を迎えたいですよね。お肌のコンディションを整えたりダイエットしたり・・・。その中で「歯並びをきれいにして最高の笑顔で過ごしたい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし矯正治療は長い年月がかかり、結婚式までにきれいにならない、装置が付いていたら笑えない・・・。部分矯正なら、短期間で気になる部分だけをきれいにすることが可能です。今回は、イベントなどに合わせた部分矯正の良さを中心にお話をいたします。
部分矯正の良さとは?
ガタガタの歯並びや出っ歯など、歯並びが悪いとお顔全体の印象にも影響してしまいます。歯並びが悪いから歯を見せて笑うのが恥ずかしい、コロナが5類になってマスクを外すようになったので歯並びが悪いのがバレてしまうなど、歯並びについてお悩みの方は非常に多いと思います。
通常、矯正治療というと奥歯も動かしながら、全ての歯を動かして少しずつ歯並びを整えていきます。しかし全体矯正は費用が高い、治療期間が長くなってしまうなどといった条件が欠かせません。もちろん、重度の歯並びの悪さや不正咬合は、全体的に歯を動かす全体矯正になります。
しかし、結婚式や会社の面接など、長い人生にとって大切な日はせめて見える前歯だけでもきれいにしておきたい。こんな願いを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
部分矯正のメリットは、短期間で見える部分の歯並びを整えるということです。結婚式や受験の面接などは、明日いきなり行われるということはめったにありません。特に結婚式は、半年後や1年後などに行う予定という方が多いのではないでしょうか。少なくとも半年あれば、部分矯正で見える前歯だけをある程度綺麗に整えることは可能です。
このように、部分矯正は短期間で費用を抑えて前歯を整えることができるのが、最大のメリットです。
部分矯正で使用する装置は?
矯正治療が多様化する中、部分矯正においても使用できる装置が増えてきました。取り扱っている医院によって違いがありますが、部分矯正で使用する装置は次のとおりです。
・表側ワイヤー矯正
・裏側ワイヤー矯正
・マウスピース矯正
いずれも、抜歯をせずに前歯のみを動かします。部分矯正におけるワイヤー矯正の場合、全体矯正のように奥歯までブラケットを付けずに動かす歯のみにつけることがほとんどです。
マウスピース矯正の場合、奥歯まで全てマウスピースで覆いますが、動かすのは前歯のみという設計になります。抜歯をしないので、IPRという、歯と歯の間をやすりのようなもので削り、歯を動かすためのすき間を作る必要があります。
矯正治療というと、痛みが心配になる方もいらっしゃるでしょう。特にワイヤー矯正の場合、マウスピース矯正と比べると痛みが強く出ると言われていますが、Tip-Edgeブラケットというブラケットを使用することで、痛みを抑えて歯を動かすことができます。歯科医院によって取り扱っている装置が異なりますので、カウンセリングの際にどんな装置を使うのかについても相談してみるとよいかもしれません。
部分矯正で思うような歯並びにならなかったら・・・?
部分矯正は、前歯に特化した局限的な治療で、費用と治療期間を抑えて前歯の歯並びを治すことができるのが大きな特徴です。「ちょっとだけ歯並びを治したい」「費用を抑えて治療したい」「結婚式を控えているので前歯の歯並びだけでも見栄え良くしたい」などといったニーズに応えることができます。
これはあくまでも、部分矯正に対応する症例ということになり、抜歯をしないと歯を動かせない、奥歯の噛み合わせが悪い、受け口、開咬などといった症例では部分矯正では対応ができないことがあります。また部分矯正は噛み合わせまでは改善できることができないため、あくまでも審美改善を目的とした治療です。
もし結婚式や面接の日までに、部分矯正で前歯の歯並びを少しでも良くしたいという場合、その後新たに全体矯正を行うということも視野に入れたほうがいいかもしれません。もしくは、部分矯正と他の方法を組み合わせて治療を行う、ということも選択肢として考えられます。
まずは結婚式などの日に合わせて、どこまで部分矯正で治療ができるかということをしっかりと相談する必要があります。またその後のことも考え、部分矯正を得意としている医院や矯正専門の医院を選ぶことがとても大切になってきます。
目先のことだけを考えるだけでなく、部分矯正でどこまで治せるのか、イベントの日に合わせてどのような治療計画を立てるかなど、実績が豊富で後悔しない医院選びを行いましょう。
前歯の歯並びの乱れはとても目立ってしまうため、気になる方はとても多いのではないでしょうか。晴れの日や大事な日を笑顔で迎えるためにも、部分矯正で対応が可能か、全体の噛み合わせに問題がないかどうかなど、まずは信頼のできる医院で相談してみて下さいね。