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就寝中がむし歯、歯周病の原因となりやすい出っ歯

出っ歯は見た目が気になるだけではなく、お口の健康状態にとっても悪い影響を与えやすい歯並びです。その悪影響のひとつとして、就寝中の口呼吸が挙げられます。今回は、就寝時における出っ歯とお口の健康状態の関連性についてお話いたします。
細菌の活動が活発しやすい口内環境とは?
むし歯や歯周病になる原因は、お口の中がきれいに管理されていないことが原因です。歯磨きがきちんとできていないと、当然むし歯や歯周病になるリスクが高まります。
そして、むし歯や歯周病になる直接の原因は「細菌」です。虫歯菌が多い人はむし歯に、歯周病菌が多い人は歯周病の原因になり、これら「細菌」の活動を強めてしまうと、むし歯や歯周病が発症してしまいます。逆に細菌の活動を活発化させなければ、お口のトラブルのリスクを抑えることが可能と言えます。
細菌の活動を活発化させてしまう原因の一環として、歯並びの悪さや不正咬合が挙げられます。どれだけ歯磨きをしっかりしていても、定期的なメンテナンスを受けていても、口内環境に問題があるとむし歯や歯周病リスクを下げることはなかなか難しいでしょう。
ガタガタの歯並びである叢生そして出っ歯は、むし歯や歯周病になりやすい代表的な歯並びと言えます。そして出っ歯は、口が閉じにくいということにおいて、よりお口の健康に問題を生じさせやすい不正咬合なのです。
むし歯や歯周病に最もなりやすいのは、寝ている間
口が閉じにくい出っ歯は、どうしても口で呼吸をする口呼吸になりがちです。呼吸は本来鼻で行いますが、出っ歯などで口が閉じにくいと、無意識に口が開いて口で呼吸をしてしまいがちです。
お口の中は唾液で潤っており、唾液の働きによってお口の中の細菌を洗い流すという大切な役目を持っています。口を閉じていると、お口の中は唾液で湿り気を帯びています。
ところがお口が開いていると、お口の中は乾燥してしまいます。せっかく唾液でお口の中が潤っていてもお口の中が乾燥すると、細菌が洗い流されません。それどころか逆に細菌が増えてしまいます。意識して閉じていればまだ乾燥は免れるかもしれませんが、問題は就寝中です。
出っ歯の人の多くは、口を閉じてもわずかなすき間が生じやすくなっています。歯だけがかなり前へ出ている場合や骨格が原因の出っ歯の場合、かなり口が閉じにくく、就寝中に口が開いてしまっていることがほとんどです。
起きているときは意識して口を閉じていても、寝ている間はお口がポカンと開いてしまっているのは仕方ありません。ぐっすり眠っているのに、口が開いているかどうかなど分かる由もありません。
この就寝中の口呼吸こそ、むし歯や歯周病のリスクを高めてしまうのです。口をきちんと閉じている人でも、寝ている間は唾液分泌が減少します。唾液が少なくなると、細菌の活動が活発になり、お口の中が不潔な状態になります。寝起きのお口の中がいちばん不潔と言われるのは、そのためです。これは、口内環境が良好な方でも同じです。ただ口内細菌が少ない方とおおおい方では、リスクは大きく変わってきます。当然、細菌が多い方は就寝中に細菌が増殖しやすくなります。
そこへ、歯並びの悪さによって口が閉じ辛く口を開けて寝ている方は、細菌が爆増してしまいます。その結果、口を閉じて寝ている方と比べるとむし歯や歯周病リスクが上昇してしまうのです。このように、出っ歯などで口が閉じにくく、就寝中無意識に口を開けて寝ていることによるリスクを、まずは理解しておきましょう。
全体矯正や部分矯正で出っ歯を治すことによるメリットについて
出っ歯は見た目のコンプレックスが大部分を占めますが、上でお話したように、歯の健康にも大きく関わってきます。出っ歯が将来的な歯の健康を損ねてしまう可能性が高いことを考えると、歯列矯正で改善することが最も望ましく、効果も期待できます。
歯列弓が狭く、抜歯が必要な症例や、骨格が影響している出っ歯については、抜歯をして全体矯正が必要になるかもしれません。抜歯をせず、部分矯正のみで改善できそうな出っ歯なら、費用も治療期間も抑えることができます。全体矯正が必要か部分矯正で対応できそうかについては、症例数の多い矯正の先生にしっかりと相談して決めましょう。
出っ歯が改善されると口も閉じやすくなり、日中においては口呼吸が回避できるかと思います。就寝中において口が閉じやすくなる効果も期待できるのではないでしょうか。就寝中は口を閉じているかどうか自分では確認し辛いので、家族の方などに確認してもらうのも良いかもしれません。口を開けて寝る癖がついている場合、慢性的な鼻づまりなど、歯並び以外に原因があるかもしれませんので、その場合は原因に応じた対処が必要になります。
出っ歯を改善することで得られるメリットはとても大きく、見た目のコンプレックスが解消されることはもちろん、口を閉じやすくなることでむし歯や歯周病のリスクを減らし、歯の健康維持にも深く関係するため、出っ歯などの不正咬合でお悩みの方は、全体矯正や部分矯正を検討されてみてはいかがでしょうか。







