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子どもの部分矯正は何歳からできる?目安の年齢は〇歳!
前歯は非常に目立つ部位のため、「前歯だけを治したい」と思う方は非常に多いのではないでしょうか。このように、前歯だけを治すのに適している治療法が部分矯正です。歯列矯正は小さいうちから始めることが望ましいとされていますが、部分矯正何歳くらいから始めることができるのでしょうか。
部分矯正の適応年齢について
でこぼこの歯並びを改善するための部分矯正は、歯をほんの少しだけ削って歯を動かす治療となります。そのため、乳歯列の時期や主に学童期における永久歯との混合歯列の時期は、部分矯正の適応ではありません。
小さなお子さんや学童期のお子さんの前歯の生え方が気になる保護者の方は非常に多いと思います。このような年齢の場合、一般的に歯列矯正は乳歯と永久歯が混在している時期から開始することができますが、この時期は歯列を改善するよりも、永久歯を正しく並べるスペースを作ることを目的としています。そのため、乳歯と永久歯が混在するこの時期は、部分矯正による矯正治療は行われません。
いっぽう成人の方で前歯の歯並びにコンプレックスをお持ちの方や、以前矯正治療をしていたけど途中で止めてしまい、もういちど前歯だけを矯正したいとお思いの方も多いのではないでしょうか。20歳を過ぎると顎の骨の成長は終わり、顎の骨や歯並びはほぼ完成します。永久歯が全て生え揃い、歯質も強化されているこの時期以降になると、部分矯正は可能になります。部分矯正では歯をほんの少しだけ削り、歯を動かして歯並びをきれいに整えます。乳歯や、生えたばかりの永久歯を削ることはまずありません。
永久歯なのに削って大丈夫?
部分矯正では歯をほんの少しだけ削り、歯が動くスペースを作ります。歯を削ると聞くとギョッとする方もいらっしゃると思いますが、歯を削る範囲はエナメル質で、非常に薄く削ります。
また削った歯がむし歯にならないかどうか心配になることでしょう。歯をごく薄く削る理由は、部分矯正で歯を動かすために必要なスペースを確保するためです。ぶぶんきょうせいで歯を削るのは、歯の表面のエナメル質であり、歯の神経を保護している象牙質を削ることはありません。歯を薄く削ったからといって、むし歯になるリスクはほとんどないに等しいです。
歯の表面を削った後に気を付けるべきこととは
部分矯正のために歯の表面を削ったあとは、歯質を保護、強化するための歯のケアを行いましょう。例えばむし歯リスクを低くするためのデンタルフロスの使用や、フッ素入りの歯磨き剤で歯質を強化することがお勧めであり、大切です。
部分矯正は永久歯が生え揃っていれば、基本的に何歳でも治療を受けることができます。目安としては13歳以降になります。
前の歯の並び方が気になる方は、いちど当院を受診してみて下さい。
コラム監修者 :にしお歯科院長 西尾裕司
大阪大学歯学部を卒業後、医療法人江坂歯科医院に勤務、翌年院長に就任する。その後、大阪府の歯科医院にて 5年間勤務。その後、平成18年に「千里中央 にしお歯科(大阪府豊中市)」を開院。