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歯並びが悪いけれど、矯正装置を付けるのが嫌・・・どうしたらいい?
ガタガタの歯並びや悪い噛み合わせが嫌でとても悩んでいる、でも矯正装置を付けるのが嫌で、矯正を躊躇している方もいらっしゃるのではないでしょうか。歯並びを治すことで得られるメリットはたくさんありますが、矯正治療や矯正装置を付けることが嫌な理由は、何が考えられるのでしょうか。
矯正装置や矯正治療が嫌な理由とは?
ガタガタの歯並びや出っ歯、受け口などは見た目の問題だけでなく、噛む機能にも悪影響を及ぼしてしまいます。矯正治療をすることで正しい歯列と噛み合わせに改善することができますが、矯正治療はできればしたくない、と考える方はなぜ矯正治療が嫌なのでしょうか。装置と治療そのものの理由を考えてみました。
1.矯正装置が目立つため
歯並びや噛み合わせを改善するには、矯正装置を付けることは必須です。矯正装置を付けることで歯に力を加え、歯を動かしていくため歯並びを整えるためには、矯正装置の使用が絶対です。しかし、この装置が目立つことで、周りに矯正治療をしていることがバレてしまう、というのが大きな理由だと考えられます。矯正装置といえば、ギラギラとお口の中で鈍い光を放つ、金属のメタルブラケット装置でしょう。全ての歯に金属のブラケットを付けるため、お口を開けたときや笑った時にとても目立ちます。それが嫌で、矯正治療をしたくないと思う方は少なくないでしょう。
2.食事がしにくいため
ワイヤー矯正の場合、歯を動かしている間は装置は付けたまま過ごすことになります。そのため、飲食がしにくい、というイメージが強いでしょう。実際にワイヤー矯正をしている方のお話を見たり聞いたりすると、ますます食事に不便を感じるのかもしれません。
まマウスピース矯正は取り外しができますが、取り外しが煩わしいというイメージがあるようです。このように、矯正装置があることで、食事がしにくいのも、矯正治療を躊躇する原因と考えられます。
3.痛いのが嫌なため
矯正治療は歯を動かすため、必ず痛みが伴います。ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも、歯を動かしている間は痛みを感じます。この痛みは避けることができません。ただマウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べると歯の移動量が少ないため、痛みが穏やかです。痛みに弱い方、恐怖心がある方が矯正治療を避ける理由だと思われます。
4.費用が高く、お金がかかる
矯正治療は、顎変形症などの保険適用症例を除き、自費治療になります。どれだけ費用が安くても、それなりの費用は発生します。「費用が高いから」という理由で矯正治療をしたくないという方も多いのではないかと思います。
歯並びの悪さをそのままにしておくリスクとは?
矯正治療をしたくない理由をお伝えしました。歯並びの悪さや噛み合わせの悪さを治したいけれど、別に矯正しなくても気にしないから大丈夫!と思うかもしれません。しかし、歯並びや噛み合わせの悪さをそのままにしておくと、お口の健康面や機能面においてリスクが生じてしまいます。そのリスクとは何でしょうか。
・むし歯、歯周病のリスク
ガタガタの歯並びは歯磨きがし辛く、汚れやプラークが溜まりがちになります。プラークは細菌の塊で、むし歯や歯周病の元凶となります。このように、歯並びの悪さはむし歯や歯周病といった歯や歯ぐきの健康に悪影響を与えてしまいます。
・口臭の原因になる
磨き残しやプラークは、口臭の原因にもなります。口臭は自分ではあまり気にならなくても、周りの人は不快な思いをしてしまうことでしょう。
・しっかり噛めない
重度の出っ歯や受け口、オープンバイトなどの不正咬合は、しっかりと噛むことができません。特にオープンバイトは前歯で食べ物を噛み切ることができないため、しっかりと噛むことができません。しっかり噛めないと、消化不良などの原因になってしまいます。
・他の歯や顎関節に負担がかかりやすい
噛み合わせの悪さは、他の歯や顎関節に負担がかかりやすくなります。歯の健康寿命が短くなる、顎関節症になる恐れがあるなど、お口周りの機能に大きなリスクを抱えてしまいます。
このように、歯並びや噛み合わせの悪さをそのままにしておくと、様々なリスクを抱えることになり、かえってお口の健康寿命を短くしてしまうことがあります。
ご自身に合った矯正治療を選ぶことが大切
矯正治療はしたいけれど、装置を付けることが嫌な理由を中心にお話をいたしました。歯を動かし、正しい歯並びにするためには矯正装置は必須です。最近では色々な装置が提供されているため、ご自身に合った方法を選ぶことができるようになってきました。
目立ちにくい装置
昔は金属のメタルブラケットが主流でしたが、最近は見た目を考慮した、審美ブラケットへとシフトされてきています。透明なブラケットを付けることで、以前のようにすごく目立つことはなくなってきています。
また裏側矯正やマウスピース矯正も、目立たない装置として人気を集めています。メタルブラケット以外を選択することで、見た目の問題は解決できるでしょう。
痛みが少ない装置
一般的なブラケットと比べ、痛みを抑えたブラケットを使う医院もあります。Tip Edgeというブラケットは痛みを抑えた治療が可能ですし、マウスピース矯正も歯の移動距離が少ないため、痛みを抑えて治療ができます。痛みが心配な場合、痛み止めを飲むという方法もありますので、カウンセリング時に痛みについて相談してみましょう。
支払い方法を工夫する
矯正治療は高額な治療費がかかります。しかし、デンタルローンや院内分割、クレジットカードの分割払いなどを利用することで、月々の支払額を抑えることが可能になるかもしれません。支払方法は医院によって違いますので、無理なく支払いを進めていけるよう、支払い方法を相談してみるのも一つの方法です。
矯正装置を付けるのが嫌な方は、それぞれ理由があると思います。しかし装置を付けないと歯並びを治すことはできません。なぜ装置が嫌なのか、その理由に応じて治療方法が模索できるのではないかと思いますので、まずは相談から始めてみましょう。