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治療例と費用
にしお歯科ホームページは、厚生労働省より通達され2018年6月1日より施行された医療広告ガイドラインに従い、症例写真は撮影したデータそのままを使用しています。治療の内容、費用、治療等の主なリスク、副作用についての詳細説明を付加しています。 また、医療広告ガイドラインに従い患者様の体験談を削除いたしました。
部分矯正の主な症例
部分矯正の主な症例は、軽度の出っ歯、叢生、すきっ歯、交差咬合・受け口等が挙げられます。気になる部分を限局化して治療する矯正方法です。
治療期間も短く患者様の負担が軽いうえ、抜歯をすることがほとんどあまりません。そして歯列全体を矯正する際に比べて治療費用が安く済むのが嬉しいポイントです。
部分矯正治療の例
部分矯正で治療できる症例は簡易的な症状のみ対応が可能です。
出っ歯 | 前歯が前方に向かって生えている |
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叢生 | 並びがデコボコ状態で歯が重なり合ったりしている |
すきっ歯 | 歯と歯の間に隙間ができている |
交差咬合 | 上下の歯を噛み合わせ交叉(こうさ)している |
受け口 | 下あごが少し前にでている |
自分の症状がどれにあたるかを医師と相談して治療方針を決めましょう。
部分矯正の症例でよく使われる装置の種類
矯正をする際に特に女性の方は装置の見た目が気になるという方が多いと思います。
- マウスピース型矯正装置
- 表側ワイヤー
- 裏側ワイヤー
- セラミック矯正
昨今ではギラギラと目立つ矯正装置は少なくなり、見た目に配慮をしたものも取り入れられています。
矯正治療には、歯並びの後戻りを防ぐために、リテイナーという保定装置の着用が必要です。
部分矯正のメリット&デメリット
部分矯正のメリット&デメリットをご紹介します
メリット
- 治療期間が短い(約3~8ヶ月程度)
- 費用が全体矯正の1/4~1/2ですむことが多い
- 動かす歯の本数が少ないので痛みが少ない
- ほとんどの場合、歯を抜かずに治療できる
- 食事や歯磨きなどの毎日のケアがラク
デメリット
- 歯の表側にブラケット(矯正器具)をつけるので
多少目立ってしまう - 歯が並ぶスペースが不足している場合は、
歯を細く削る必要がある - 出っ歯は治りにくい場合がある
リスク・副作用
- 保定装置(リテーナー)をきちんと使用しないと後戻りすることがある
- 歯を少し削ることで知覚過敏が起こることがある
お悩み別の症例
出っ歯(上顎前突)
出っ歯を短期間で抜歯がなく、部分的に矯正して欲しい
年齢10代後半性別女性期間5カ月
費用33万円(税込)※精密検査などの諸経費は別途かかります
リスク歯を少し削ることで知覚過敏が起こることがある
出っ歯が気になっていたのですが、2~3年もかかる全体矯正は嫌で、短期間で抜歯をしない部分矯正を希望されていました。上の前歯6本を少しずつ細くして隙間を作りTip-Edgeメタルブラケットとワイヤーを使って矯正を行いました。
約3ヶ月後には、歯並びが随分とキレイになって出っ歯感もなくなりこの時点で患者さんはたいへん満足されていました。その後は、微調整を行って約5ヶ月後にメタルブラケットを除去して治療が終了しました。取り外し式の保定装置(リテーナー)を使って、自宅でケアをしていただいています。
八重(やえ)歯・乱ぐい歯・デコボコ・ねじれ・ハの字・V字(叢生)
上下のガタガタを抜歯せずできるだけ短期間でキレイにして欲しい
年齢30代前半性別女性期間5カ月
費用50.6万円(税込)※精密検査などの諸経費は別途かかります
リスク歯を少し削ることで知覚過敏が起こることがある
矯正治療開始直後に妊娠していることがわかりましたが、その後特に問題なく約5ヶ月で終了しました。 スペースを確保するために前歯を少しずつ細くしました。治療回数は8回でした。
すきっ歯(空隙歯列)
すきっ歯が気になる
年齢20代後半性別女性期間5カ月
費用30.8万円(税込)※精密検査などの諸経費は別途かかります
リスク保定装置(リテーナー)をきちんと使用しないと後戻りすることがある
小学生の頃から前歯の隙間を気にしていて、それがずっとコンプレックスになっていたそうです。今回短期間でキレイになる矯正治療方法があることを知り、部分矯正の相談に来られました。
半年くらいで前歯の隙間がなくなることを説明したところ、上の前歯だけの部分矯正を希望されました。上あごの6本の前歯にTip-Edgeメタルブラケットをつけて部分矯正を開始しました。
2mm以上あった隙間が約2ヵ月後には0.5mm程度まで閉じてきました。予定よりも早く、5ヵ月後には装置を除去して取り外し式の保定装置(リテーナー)で自宅ケアをしてもらっています。
咬み合わせが反対・受け口(交差咬合・反対咬合)
前歯のデコボコが大きくて出っ歯に見える
年齢20代前半性別女性期間6カ月
費用35.2万円(税込)※精密検査などの諸経費は別途かかります
リスク歯を少し削ることで知覚過敏が起こることがある
痛みがどうなのかが不安で、矯正をするかどうかとても迷っていたそうです。歯が生えるスペースが不足しているために大きくデコボコになっているために出っ歯のように見えてしまいます。 歯を抜かずに短期間で治す部分矯正を希望されました。
上あごの前歯6本に、Tip-Edgeセラミックブラケットを付けて部分矯正を開始しました。歯を少しずつ細くしてスペース不足を解消しました。
3~4週間ごとにホワイトワイヤーを少しずつ太いワイヤーに交換していきます。
3ヵ月後には歯並びが整ってきて、左側の側切歯の反対咬合(○印)も改善されました。痛みはほとんどありません。6ヵ月後にブラケットを外して取り外し式の保定装置(リテーナー)を使って自宅ケアしてもらっています。保定装置にもすぐに慣れたそうです。
料金表
相談料 | ¥0+保険診療(初診料+その他) |
---|---|
精密検査料 | ¥33,000 |
診断・治療計画料 | ¥17,600 |
部分矯正基本料 | 約30.8万~61.6万(メタルブラケット) ※上顎だけ、下顎だけ、前歯だけなどの部分的な矯正のことを指しています。 症例により基本料金が異なります。 |
再診料 | ¥3,300~6,600 |
オプション | ホワイトブラケット 上顎または下顎 +¥55,000 上下顎 +¥110,000 |
デンタルローン(分割払い)を利用いただくことも可能です。詳細はスタッフにお尋ねください。
※料金は税込で表示しています。
デンタルローンについての詳細はスタッフにお聞きください。
部分矯正時に歯科で使われる関連用語
- ワイヤー(ホワイトワイヤー/メタルワイヤー)
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部分矯正では、ひとつひとつの歯に装着した矯正装置(ブラケット)の間にワイヤーを通して、歯の傾きや位置を少しずつ調整していきます。
銀色なのがメタルワイヤー、見た目を考慮して白くコーティングされているワイヤーをホワイトワイヤー、審美ワイヤーと呼びます。 - ブラケット(ホワイトブラケット/セラミックブラケット/メタルブラケット)
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ブラケットとは部分矯正を行う際に、ワイヤーを通すために1本1本の歯に装着する装置。
このブラケットには、最初から角度がつけられているので、適切な位置に装着することで、あとはワイヤーが自然に歯並びを整えてくれます。
銀色なのがメタルブラケット、見た目を考慮して白く加工されているブラケットを、ホワイトブラケット、中でもセラミック製のものをセラミックブラケットと呼びます。
※当院で使用しているホワイトブラケットはセラミック製です。 - Tip-Edgeブラケット(ティップエッジ・ブラケット)
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当院ではすべてTip-Edgeブラケットを採用しています。
日本の歯科医の中ではいまだにスタンダードエッジワイズブラケットを使った術式が一般的です。スタンダードエッジワイズブラケットは歯をしっかりと固定できるメリットがありますが、その反面、歯を動かすために強い矯正力が必要で、さらに時間もかかります。また、顎外装置を使ったり、抜歯が必要の場合も多く、痛みを伴うリスクがありました。しかし、今までの矯正効果を維持しながら、このデメリットを解消したのがTip-Edgeブラケットです。大きな違いは歯の移動方法でした。従来のエッジワイズは矯正する歯をすべて平行移動していましたが、ティップエッジ・ブラケットの場合は傾斜移動といって歯全体ではなく、1本1本を細かく移動させることができます。そのためできるだけ歯を抜かずに矯正できる可能性が増えました。
従来の矯正で使われてきた手法に比べ、痛みも少なく短期間で歯列改善ができるので、前歯などの部分矯正治療に適しています。
さらに個々の歯を細かく調整することができるため、短期間で仕上がりもキレイだと多くの方に満足いただいています。 - 保定装置(リテーナー)
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矯正で動かした歯には、自然と元に戻ろうとする力が働きます。そのため矯正が終了した後も、歯が元の位置に戻ってしまうリスクを回避するため、永続的に保定装置(リテーナー)を使う必要があります。
装置は取り外し式のものと、細いワイヤーを見えない位置に接着する方法(固定式)などがあります。
治療が終わると保定装置を使うのを忘れがちですが、放っておいて元に戻ってしまっては、せっかくの矯正治療が失敗に終わってしまいます。
きちんと使い続けることで矯正効果が持続します。 - 叢生(そうせい)
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歯の生える方向が正しい方向ではなく、ねじれを伴う生え方や歯が重なり合ってしまうデコボコした状態を指します。
一般的には乱ぐい歯、八重歯と呼ばれることが多いです。 - 上顎前突(じょうがくぜんとつ)
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いわゆる出っ歯の状態で、上顎の前歯が下顎の前歯よりも大きく前方に飛び出している状態を指します。
出っ歯の場合は唇を閉じにくくなります。 - 正中離開(せいちゅうりかい)
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歯と歯の間に隙間がある状態(すきっ歯)。すきっ歯の場合は、歯の隙間から空気が漏れたり唾が飛んだりします。
- 反対咬合(はんたいこうごう)
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咬み合わせしたときに下あごの歯全体が上あごの歯全体よりも前方に突き出している状態を指します。受け口、しゃくれ、下顎前突症(かがくぜんとつしょう)ともいわれます。
- 脱灰(だっかい)
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簡単にいえば、虫歯の初期段階。歯の表面にあるエナメル質からリンやカルシウムなどのミネラルが溶け出して、真っ白になっている状態。
放っておくと虫歯リスクが高まります。この脱灰状態が進行していくと、いわゆる虫歯(う蝕/うしょく)になります。