トップページ > にしお歯科監修コラム|大阪部分矯正・プチ矯正ナビ > 歯列矯正、した方がいいの?お口の中や健康にもたらすリスクとは
歯列矯正、した方がいいの?お口の中や健康にもたらすリスクとは
ガタガタの歯並びが気になってはいるものの、歯列矯正はお金が高いから、と敬遠する方もいらっしゃることでしょう。特に大人の場合、今更歯列矯正をしても遅いし、そんなことにお金を使うなら旅行や買い物など、趣味に使いたい!という考えをお持ちになっても仕方ありません。しかし、歯並びが悪いまま過ごすことは、お口の健康維持だけでなく体の健康にも影響が出てしまうのです。
歯列矯正は子ども向けの治療?
歯列矯正を行うのは確かにお子さんが多いです。小さいうちに歯並びを整えるトレーニングを行ったり、矯正装置を付けて歯並びを整えることで、成人までにきれいな歯並びを手に入れることが可能となり、毎日の生活をエンジョイできることでしょう。しかし歯列矯正は子どもだけが行うものではありません。成人になってからでも歯列矯正を希望する方がとても多く、中には60代でも歯列矯正を行っている方もいらっしゃいます。歯列矯正をすることで乱れた歯並びを改善し、見た目を美しく整えることで歯の健康維持がしやすく、いつまでもご自身の歯で食事を楽しむことができることは、何よりの幸せでしょう。このように、歯列矯正は必ずしも子どもだけが対象とは限らないのです。
歯並びの悪さがもたらすリスク
ガタガタの歯並びを専門用語で「叢生(そうせい)」と言います。歯並びが悪いと歯ブラシの毛先が届きにくく、おごれが残ったままになってしまいます。そこに細菌が棲みついてプラークを作り出し、むし歯菌や歯周病菌の棲み処となります。そのためむし歯や歯周病リスクが高まり、治療を余儀なくされてしまいます。またむし歯は再発しやすく、歯周病は完治しにくいため最終的に歯を失ってしまう可能性があります。歯を失ってしまうと、入れ歯やインプラントなどで歯を補う治療が必要となってしまいます。ご自身が入れ歯になることを想像できますか?特に入れ歯は審美面に抵抗を感じる方が多いため、抜けたまま放置する方も少なくありません。しかし抜けたまま放置するとしっかり噛めない、咀嚼力が落ちる、見た目が老けて見えるなど良いことは一つもありません。これも、歯並びの悪さからくるブラッシング不足が大きく影響してしまうのです。
歯列矯正を検討するメリット
歯並びの悪さは見た目だけでなく、お口の健康にも大きく影響します。また体の健康にも深く関わっています。むし歯や歯周病を予防することで健康なお口を維持できることは、よく噛んで食事できること、咀嚼機能が低下しないことなどに繋がり、体の健康維持に欠かせないのです。
歯列矯正に年齢制限はありません。全体矯正か部分矯正で対処できるかどうかを総合的に判断し、ご自身に合った治療法を提示してくれます。大人の方で歯並びの悪さにお悩みの方は、まずかかりつけ医に相談しましょう。
コラム監修者 :にしお歯科院長 西尾裕司
大阪大学歯学部を卒業後、医療法人江坂歯科医院に勤務、翌年院長に就任する。その後、大阪府の歯科医院にて 5年間勤務。その後、平成18年に「千里中央 にしお歯科(大阪府豊中市)」を開院。